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 浮気の証拠?

緊張し過ぎて、番号を押す指が震えてしまう。
いったい旦那は誰に電話をかけていたのだろう。
コール音が鳴るまで、いつもよりすごく時間がかかるように思う。

ようやく鳴ったコール音。
でも、相手の出る気配がない。
もうすぐ、留守番電話につながってしまうのではないか、と心配になるくらいの時間。

そう言えば、昨夜も鳴りっぱなしになっていたから、留守番電話の設定がされていないのかな?と思った瞬間、
「はい。もしもし?」
と聞こえてきた女性の声。
その声は、特に若いわけでもなく、年をとっている風でもない。もしかしたら、同年代か少し年上くらい?と感じた。

一瞬、旦那の名前を出して聞いてみようかとも思ったけれど、わたしはそんな勇気もなく、
「間違えました。」
と、電話を切ってしまった。

良く考えると、相手を確認する前に、間違えましたって、変だよね。
電話をかけてしまったことを後悔しながら、でも、やっぱりそうだったか、という脱力感とで複雑な気持ちを抱えながら、家に帰る。
子どもはまだすやすや眠っていた。

携帯電話の番号だけでは、旦那の浮気の証拠にはならない。どうすれば良い?
それから何日間か、いろんな方法を考えたのだけれど、良い方法なんて思いつかない。
その時、頭をよぎったのが、あの名古屋の探偵会社だったのです。

一度、つながらなかった電話。
今度はつながるのだろうか?という興味もあった。

いつもの子どものお昼寝タイム。
わたしはもう一度、探偵会社に電話してみようと思ったのです。
興味が先走っていたのか、今度は緊張せずに電話をかける。
その番号は携帯電話からでもフリーダイヤルになっていたので安心してかけることができた。

前は切られてしまった電話でしたが、今度は2回コールを聞いただけで、その電話は応対されたのです。
会社の名前で応対したあと、すぐ、
「以前はすみませんでした!!!」

えっ?
探偵さんは、前にわたしが電話したことを覚えていて、ずっと気になっていたそうです。
それで、携帯に番号を登録していたので、すぐにわたしだとわかったと言われました。

通常であれば、希望がないと相談相手に電話をかけ直すことはないらしいのですが、あのときは、どうしても手放せない調査中で、応対することができなかったのだ、と説明したうえで、丁寧に謝ってくれたのです。

先に、探偵さんから話しかけてくれたことで、わたしの緊張も全くなくなってしまっていました。
 
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