探偵さんから先に話しをしてくれたことで、わたしの緊張もほぐれ、自分の話しを順を追って説明することができました。
ついでに、探偵さんに電話したあと、別の探偵会社に電話をして、しつこく営業電話がかかってきたことまで話してしまったのです。
時計を見ると、いつの間にか１時間という時間がたっていたのです。

それから、探偵さんは、本当に離婚を考えているなら、証拠を集めることが必要だと教えてくれました。
その方法は、旦那の尾行調査。
回数は、わたしにまかせると言われたのですが、少なくても、２回は証拠を押さえなければ、裁判になったときに証拠にならない可能性がある、というのです。

わたしは、５日、依頼しようと思いました。
その間に証拠が出れば良いのですが。

探偵さんは、通常であれば、何時間でいくら、と調査料金が決まっているそうですが、何日間かの調査であれば、１日いくらで契約できることを説明し、もし証拠がでなければ、そのままの価格で追加してくれると約束してくれました。
ただ、飲みに行ったりして、夜１２時を過ぎた場合、１時間いくらかの追加料金と、電車やバスなどの通行手段での移動の場合の実費が発生することを条件に。
そう、はっきりと金額が出ると、依頼するのも安心です。

わたしは調査依頼する気まんまんで、探偵さんにそう告げると、探偵さんから、緊急でないのなら、まずはお会いして挨拶を済ませ、調査する日程をしっかり打ち合わせしてから依頼してください、と言われた。

確かにそうだ。
わたしは焦り過ぎた自分をおかしくなってしまった（笑）

後日、わたしは実家に子どもをお願いし、旦那の行動や怪しいところをメモにまとめ、探偵さんとの待ち合わせ場所に向かった。